好感を持たれる人の気の使い方101

好感を持たれる人の気の使い方101

著者:山崎武也
発行:三笠書房

山崎武也は1935年広島県生まれ、59年、東京大学法学部を卒業し、㈱インタナショナル・アイ社長。ビジネス・コンサルタントとして活躍し、著書に『人間関係365の生き方』『心を打つちょっとした気の使い方93』などがあります。

どうすれば、人に好かれる魅力ある人物となることができるのか?「好感を持たれる人」が実践している、ちょっとした人間関係のコツが紹介されています。

周囲を見渡した時に、特に何かの取り柄があるわけでもないのに、誰からも好かれる人がいる。その一方、取り立てて欠点がないにも関わらず、人から敬遠される人がいる。何がその差を生むのか?それは、「相手の立場に立って考えることができるかどうか」ということであるというのです。

ネタばらし
人に好かれるためのコツ
・社交的な会話において相手が何かの質問をした時は、その人もそのことについて興味があるということ。こういう場合は質問に答えるだけでなく、相手にも同じ質問を投げ返せば話は盛り上がる。

・人と意見が対立した時は、「自分とは異なる見解を知ったことで、自分の考えの不十分な点がわかった」と考え、感謝する。

・会話中、相手が話したちよっとした話題を覚えておき、後日、再びその話題を持ち出す。すると、相手は細かなことまで真剣に聞いてくれていたことに対して感激し、その人に特別の感晴を抱く。

・お礼でものを贈る時、"常識的にふさわしい"とされる相場をはるかに上回るものを贈ると、相手は驚き、長く記憶にとどめる。

・相手の好き嫌いを覚えておき、さりげなく話題に乗せると、相手は自分に興味を持っていてくれると思い、好意を抱く。

・全てに完壁を目指す人は、近寄り難い雰囲気を人に与える。時には"バカ"になって、緊張を緩めることで、人は親近感を覚える。

・毛嫌いする相手と接する時は、その人が「自分の身近な人」であると仮定する。そうすることで、どこか通じ合う部分を見つける。

・自分が中心となって何かの成果を上げた時、無理にでも周囲から「功労者」を見つけて、その功績を押しつける。すると、他者に花を持たせる人の周りには一生懸命に仕事をする人が集まり、常に最良の成果を上げることができるようになるのです。