「三日坊主」の法則

「『三日坊主』の法則」
豊田圭一/著
日本文芸社
1,260円

三日坊主で何をやっても続かないという人が多いのですが、三日坊主では駄目なのか、三日坊主を恐れて何もしなければ、三日坊主より悪いのです。三日坊主を上手に活用することです。
三日あればいろいろなことができるのです。この本は、著者の豊田圭一氏が強く主張している三日坊主の効用を解説してくれています。内容は、3日しかないと思うか3日もあると思うか!、すぐ始める人の考え方とは、人生とは「旅」のようなものとは、すぐやる人の間違いを恐れないマインドとは、日常に変化を与える方法とは、最後に成功するとは、適当主義とは、ギブ&ギブ発想法とは、デキる人の行動とはなどです。
三日坊主の達人とは、やりたい時にやりたい事を、やりたいようにやる事だというのです。
やりたい事を思うように行動することができる人は、意外に少ないのです。著者の豊田氏は留学コンサルをしているのですが、留学したいと思っていても諦めようかと迷っている人が多いのだそうです。20代、30代、40代……70代の人でも、留学しなかったことを後悔しているというのです。
留学したい気持は留学することでしか解消されないのですから、始めなければ何も始まらないのです。では、いつから始めたらいいのかというと、「何かしたい」と思った時だというのです。留学を阻む物は、仕事を中断する事の恐れ、結婚を優先させたい、などですが、そうしている内に始めるための障害が多くなっていき、最初のキッカケより実行することが難しくなっていくのです。
チャンスは、準備ができている人に微笑というのです。チャンスが来た時に気づく人と気づかない人がいますが、その違いは準備をしているか、していないかだけだというのです。準備をしている人は、チャンスを掴むアンテナが敏感になっているというのです。
著者の豊田氏は、海外教育コンサルティング事業に参画し、個人の留学コンサルの他に、大手英会話スクールの留学事業、派遣留学サポートに関わっているのです。