営業マンは「口べた」を武器にしなさい

「営業マンは『口べた』を武器にしなさい」
阿奈靖雄/著
中経出版
600円

おしゃべりなセールスは嫌われるのです。口ベタがセールスの武器になるのです。口ベタだからセールが上手くできない。内向的で上手く相手を説得できないなどと、いったことはもう心配しなくて良いのです。
実は口ベタだから売れるセールスができるのです。この本は、なんと50の秘訣が紹介されています。内容は、口ベタだからこそ、売れる営業マンになれるとは。このひと言、この態度がお客様を動かすとは。お客さまの心をつかむセールストークとは。ピンチを切り抜ける心理術とは。口ベタだから、こんな手段を利用するとは、などです。
トップセールスと言われているセールスマン達に、共通していることとは、ほとんどが、口ベタだということなのです。セールストークが流暢なおしゃべりなセールスマンは、客に嫌われているのです。口先が上手だからとしゃべりまくっても、相手の心には響かず、調子がよすぎて、ウソっぽく感じてしまうのです。むしろ、商品を売り込もうとしてはいけないのです。客との信頼を築き、ゆるぎない信頼関係ができれば、商品は売れるし新規客の紹介にもつながり結果として、トップセールスになるわけです。
営業成績を飛躍的に上げるための50の法則が、詳しく解説されています。
「売れる営業」に変わる法則1とは、口ベタでも「聞き上手」や「誠実」な性格を「売り」にできる。内気で、口ベタなセールスマンは、ムリして自分を変える必要はない。セールストークが上手になろうとは思わず、強気にならなくてもいいのです。相手の話を聞くようする。
ビジネスは目先の勝ち負けではなく、相手との長い付き合いから生まれるのです。押しの強い人がビジネスの達人にはなれないのです。
口ベタや押しの弱さを欠点ではなく、聞き上手、誠実といった特長なのです。
「売れる営業」に変わる法則4とは、コミュニケーションの93%は、顔の表情やジェスチャーで決まる。実験によると、コミュニケーションに占める言葉の割合は、9%に過ぎないのです。口ベタなセールスマンは、ジェスチャーを武器にすることです。ポイントは3つ、自分の指を3本立てるジェスチャーをします。この商品の売上は、右肩上がりで成長しています。右手の手のひらを、左下から右上に移動させます。自分の話を強調したいときは、5本の指を揃えて手刀をつくり、話ながらさっと振り下ろすジェスチャーが効果的です。