伝説の外資トップが説くリーダーの教科書

伝説の外資トップが説くリーダーの教科書
新将命著
ランダムハウス講談社
1680円

著者は、サラリーマンとビジネスマンは違うというのだ。なんでもサラリーマンとは、決められた時間に会社で仕事する人のことだというのだ。ビジネスマンは、会社で結果を出しに行く人だというのだ。当然ですが会社から見れば、結果を出せる人が重要なのだから、ただ会社に来て言われたことだけするサラリーマンは、あまりありがたくないかもしれない。だから著者はビジネスマンを目指すべきだというのだ。ところが結果ばかり追い求める社員は、会社にとってありがたくないのだ。
著者は来年のことなどどうでもいい。顧客満足なんかくそくらえ。社員の幸せも部下の幸せもどうでもいいでは困るというのだが、そんな社員は見たことがないし、著者がいうサラリーマンでもいないと思う。著者は結果と同時にプロセスも評価しなくてはならないというのだ。
競争が激しくなっていくと結果が70%位占め、30%がプロセスにウエイトを置くのが適正だというのだが、成果主義、結果主義にウエイトを70%も置いたのでは、行き詰まってしまうので、プロセスを重視し仲間と知識を共有し仲間で成果を上げていく方が重要だと思うのだが。