「こう言えば良かったのか！ 納得子育て楽勝法」
柳平彬／著
ダイナミックセラーズ出版
1,260円
最近は、核家族が定着しているためか子育てに悩んでいる親たちがとても多いというのです。子育ての悩みというと子供が言うことを聞いてくれないということが圧倒的に多いらしい。親は原因がわからず、悩みの解決策を見つけることができずにいるというのです。この本では、世界の親達が実施しているＳＴＥＰ子育て法というもので、子供を勇気づけ子供らしく生きていく手助けをする方法が解説されています。本の内容は、いい親から責任感ある親へとは。勇気づけが子育ての始まりとは。いきいきコミュニケーションが親子の信頼関係を育てるとは。どのようにして子供の責任感を育てるかとは。親も自分を勇気づけて、いきいき親子へのスタートとは。私のＳＴＥＰ実践記とは、などとなっています。例えば幼稚園に通う子供を持つ母親が、遅刻してはいけない、きちんとした服装をさせなければいけない、食事はバランスよく、などと思ってしまいがちですが、子供は一人では起きられない、着替えも手伝ってやらないといけない、朝食もグズグズしますので、つい親が世話をしてしまい、いろいろと指示をしてしまいます。
ところがいい親というのは、子供の選択力と決断力を失わせてしまい、子供のやる気や責任感を育てる機会を奪ってしまっているというのです。子供から見ると親が行き届いていればいるほど見張られているのだというのです。信頼感が生まれず親子関係が旨く行かないのは、当然だというのです。親が自分を信じてくれない子供は、自分に自信を持てなくなるのは当然です。子供はかってにどうせ自分は駄目だからとやる気を失ってしまうのだというのです。
「いい親」をやめて、「責任感ある親」になることについて解説されています。いい親は、良い子供に育って欲しいと、親のいう通りに行動するよう要求します。子供は親の期待する子供像に合わていくようになり、自分で責任を持って行動しなくなります。子供の力を信じ、適切な子育てのために。
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