世界に誇る日本の道徳力

「世界に誇る日本の道徳力」
石川佐智子/著
コスモトゥーワン
1,890円

日本人の道徳に対する心が低下していると言われているのですが、その原因というのは経済的な繁栄を享受しながらも社会が苦悩しているからではないかというのです。そこで二宮尊徳が注目されているのだというのです。
この本は、二宮尊徳が教えた人の道や経済的な自立の道を振り返りながら、日本人に必要な道徳力について解説されているのです。内容は、小を積んで大と為すのが成功の原点、積小為大のすすめとは。富に至る橋、貧に陥る落し穴、分度と勤倹を守れば必ず富にいたるとは。勤、倹、譲こそ、富者の道、勤労、分度、推譲で富に至る橋をかけよとは。尊徳流リーダーシップのすすめ、争わずに富と成功を得るとは。強運は因果論を知る者に開かれる、天地自然の経文から学ぶとは。成功への大道を知る、「報徳」こそ人生の勝利への成功哲学とは。自立への道は知識より行ないにある、至誠と実行だけが人を動かすとは。人の道を行なうのが第一の原則—「天道自然」「人道作為」を知ることとは。すべては人の道理を説くことから始まる、心田開発のすすめとは。真理だけが人を動かす、一円観の真理で難関を突破せよとは。など盛り沢山です。
二宮尊徳の教えは人の道経済自立の道です。200年前の教えが求められてい時なのです。