このすごい思考術を盗もう!

「このすごい思考術を盗もう!」
中島孝志/著
プレジデント社
1,260円

ビジネスの天才たちの頭の中のキラー・コンセプトがビジネスの急所をつかんでいるというのです。ビジネスの天才の頭の中を覗くことはできせんが、ビジネスの天才の人たちから発想のコツを学ぶことはできます。
この本は、ビジネスの天才たちの頭の中を知り、発想方法を学びながら、思考力を身につけていく方法が解説されています。
本の内容は、講義1日目 悪魔が勝つか、天使が笑うか?トイレットペーパーは丸くない白でもないとは。講義2日目 とんがれ、とんがれ、とんがれ!ヒットメーカーのアタマの中を覗いてみたとは。講義3日目 ウケる企画書の書き方・ヒットする企画書にはお金の匂いがプンプンするとは。講義4日目 金魚すくい、得意?これがプロフェッショナルの思考法とは。講義5日目 普通じゃ勝てない!けど、天才的な普通人じゃないともっと勝てないとは、などとなっています。
ビジネスの天才の思考にレベルアップするためには、さまざまなテクニックが必要になってきます。
これまで考えてきたことが正しいと決めてしまえば、いままでの前例を崩すことができず、新しい発想ができなくなってしまいます。この本では、一旦これまでの考えをご破算にして考えるというやり方をします。例えば「分厚い企画書は中身がない証拠」というアドバイスでは、B4の企画書1枚の企画で分厚い企画書よりも中身があるものです。
企画の内容に自信がないと、企画書にボリュームを付けてしまうことになってしまいます。自信のある企画にするためには、A41枚にコンパクトにまとめることです。
「あなたなら、どんな刑事ドラマにする?」という講義は、天才ビジネスの思考にを鍛えてくれます。登場人物、場面の設定、コンセプトなどを絞り込んでいくうちに、他人から面白いと思ってもらえるドラマになっていきます。
「この文庫本を読み物以外に使えますか?」では、ノートにする。メモ帳にする。アイマスクにする。トイレットペーパーにする。財布にするなど、違った発想の切り口になります。
この本で、脳の働きを柔軟にしていって下さい。