36倍売れた!仕組み思考術

「36倍売れた!仕組み思考術」
田中正博/著
ライブドアパブリッシング
1,680円

営業をしなくても売れる方法があるとしたら、興味がありますか?……
営業には断わりはつきものですが、断られると落ち込んでしまいますが、売り込まない営業のノウハウを知りたくありませんか?

この本は、売れる仕組みを使って営業なしの企業が営業利益を1億円稼いだ方法を紹介してくれています。本の内容は、売らずに売れる方程式とは、電話とDMで驚異の成約率を叩き出す秘密とは、売らずに売れる営業術・電話トーク作成法とは、売らずに売れる営業術DM作成法とは、売らずに売れる営業術・実践編仕組み脳のつくり方とは、などとなっています。
これまで勤務していた保険会社を退職して、保険代理店になった著者が、人・物・金が全くないという状況の中でわずかな資金と根拠のない自信だけで、可能性にチャレンジしますが、社員は採用したばかりの保険業界未経験のパートばかりの状態でした。社長の田中氏は人から断られるのが嫌いな電話も訪問も嫌いでした。
当然ですが創業3ヶ月で会社はピンチを迎えます。ピンチの中で、客に買ってくださいと働きかけるのではなく、客からそれを下さいといわせる状況をつくり出す方法を必死に考えて続けてたどり着いたのが、「売らずに売れる方程式」だというのです。
売らずに売れる方程式とは、買わずにいられない商品を欲しいと思う人の前に置いて、これいかがですか?と尋ねるだけだというのです。客に買ってくださいというのではなく、それが欲しいですという「売れる」状況を作り出すことに専念するというのです。
著者は「売る」のではなく、「売れる」ということがキーポイントだというのです。テレアポも、セールスしていると感じさせないのです。田中氏の会社では、客に電話するのは「DMを送って良いでしょうか?」という1点だけだというのです。だから不慣れな人でも成果が出るのだというのです。電話では説明を一切しないというのです。客には決してしつこくないアプローチがポイントだというのです。
DMは商品を魅力的に見せて、購買へ結びつけるためのノウハウをぎっしりと詰めているというのです。見出しのコピーの書き方から、文章のセンテンス、単語の選び方までが紹介されています。