3つの真実

「3つの真実」
野口嘉則/著
ビジネス社
1,300円

目標に向かって努力をしていると、周囲が見えなくなってしまうというのです。人生の中で崖っぷちに立っているときに、どうしたらいいのか?
この本は、企業を経営をしている主人公が挫折し、そこから立ち直っていくプロセスをストーリーの中で経験しながら、人生の真の成功法則を学ぶというものです。
内容は、成功法則の賞味期限とは、ミスター目標達成を襲ったアクシデントとは、ミスター目標達成の家庭の事情とは、真の豊かさを実現するために知るべきこととは、本当の幸せとは、どのようにして人とつながるかとは、行動の動機とは、自尊心を自分で満たすとは、明かされる三つの真実とは、などです。
このストーリーの主人公は25歳のときに成功法則と出会ったのだが、うまくいかなかった人生が嘘のように、仕事もプライベートも充実するようになったというのです。
仕事で目標を達成しいった主人公は、会社内ではトップの成績になっていったのです。
主人公は独立をするために転職し、研修の会社で独立のためのノウハウを学んでいきます。
転職後、理想のパートナーとの出会い、結婚し子どもが生まれ、家を建て夢を実現させていったのです。
欲しいものは手に入れることができて『成功者』になったのだと、主人公は感じたのです。
ところが目標を設定し進んでいくやり方の成功法則にも、ほころびが見え始め、独立後の会社経営で、主要な戦力である営業と講師の両方の業務をしている社員が会社を辞めて独立したいと言い始めたのです。主人公は育ててきた社員と顧客を一度に失うという、会社の危機を迎えるのです。家庭でも妻と子どもの生活が上手くいかず、家庭を顧みなかったツケが回って来たのです。
いままでうまくいっていたのにここまでかと主人公は悩ます。そこに老人が現れ、主人公にアドバイスをしてくれたのです。
新しい成功法則のルールが見えてくるようになるのです。
『3つの真実』を知ることができた主人公は運命を大きく変え始めます。