部下の「本気」に火をつけなさい!

「部下の『本気』に火をつけなさい!」
村上力/著
大和書房
1,470円

組織のリーダーシップには組織を動かすミドルクラスのスキルが不可欠なのです。
ワンマンなリーダーが、個性で組織を引っ張っていく会社も少なくありませんが、組織が成熟してくると、係長、課長、部長といったミドルクラスが会社を支えるのです。
この本は、ミドルクラスのリーダーのための、一番簡単な上司力のつくり方のノウハウ本です。内容は、あなたの「リーダー像」は間違っているとは、上司とは「部下へのサービス業」だとは、部下の「本気」に火をつけろとは、組織の「活力」を取り戻せとは、トッププロの上司はこうして部下を育てるとは、などです。
最近の部下は、どうして本気にならないのかというと、出世しなくてもいいという考え方のモチベーションの低い人が増えてきているからです。モチベーションの低い部下たちを本気にさせる起爆剤の役割が上司なのです。リーダーの資格は、この人についていきたいと思ってくれる人が、1人でもいることが、「リーダーの定義」だというのです。
優れたリーダーは上司から一方的に指導をするスタイルではなく、部下と一緒に考える姿勢も大事だというのです。リーダーに必要なのはビジョンだというのです。ビジョンは、期限付きの夢です。
こうなるという将来の夢に、いつまでにという期限をつけてビジョンにします。
目標が達成できないのは、期限がないからだというのです。
ビジョンのないリーダーに部下はついて来ません。リーダーと部下がビジョンを共有していくことが、企業を引っ張っていくリーダーに最優先課題になるのです。
ビジョンは利益以外のものを探すといいというのです。リーダーは年齢を重ねるほどフットワークが重くなり、柔軟な思考が難しくなっていきます。
年齢を重ねた会社も加齢によって、コンサバティブマインドに染まっていくというのです。