「もうイヤだ!」と思ったとき読む本

「『もうイヤだ!』と思ったとき読む本」
斎藤茂太/著
あさ出版
1,470円

この本は、イライラしたときなどに読んでスッキリでき内容でスッキリするためのヒントが満載なのです。
仕事をしていても、失敗ばかりがしてしまう。どうも仕事で人間関係がうまくいかない。仕事が評価されないなどなど、もうやってられないと投げ出してしまいたくもなりますよね。
この本は、イライラしがちな気持ちとてもよく効く、お悩み解消のお役立ちノウハウ集です。
本の内容は、「もうイヤだ!」と思ったあなたへ。会社の「もうイヤだ!」をラクにする。人生の「もうイヤだ!」をラクにする。「もうイヤだ!」に効くちょっとした習慣術。心が前向きに変わるヒントなどです。
著者は、もうイヤだというような体験は、人生の中の雨季なだといっています。なんでも雨季を過ぎてしまえば、晴れる時期に入るというのです。悪い時期は通り過ぎてしまえば、良い時期が訪れるのだというです。
著者の経験では、もうイヤだという体験をしている時期は、「全てプラスに働いている」のだそうです。もうイヤだの経験が、成長するための良薬だというのです。
例えば、自分自身に進歩が感じられないとか、望むような仕事が与えられないとか、信頼できるような友達がなかなかできないとか、裏切られてしまったとかなどは、誰も一度は経験したことがあるのと思います。人の心というのはわからなくて当たり前だと、割り切って考えるといいのだというのです。なんでも、人の心がわからないといけないと決めつけてしまうから、苦しんでしまうのだというのです。
モヤモヤした気持ちのときは、モヤモヤした気持ちを文章化することだというのです。紙に書かれたものを読んでいると、冷静に事実を見られるようになるというのです。モヤモヤした気持ちを書いているうちに頭の中が整理されるからだというのです。頭にきたことを書いてゴミ箱に捨てるのもおすすめの方法だそうです。
コツは、モヤモヤした気持ちのときは、ヒマな時間をつくらないというのがポイントです。なんでもスケジュールをどんどん入れて、悩んでいるヒマもなくしてしまうのだそうです。スケジュールをこなしているうちに、悩みがなんだったのかも忘れてしまうというのです。
自信をなくしたときは、得意な場所に戻るというのも大切なポイントです。慣れていない仕事で怒られてばかりでは、自信をなくしてしまいます。そのときは、ちょっとの時間でも自分が得意なこと、自信があるということをやるといいというのです。
周囲の人から「頑張ってるね」と言われたりしたら、それだけでも自信を回復することができるのです。