ヘイル・ドゥオスキン／著 安藤理／監修 乾真由美／訳
主婦の友社
1,680円
著者は、幸せを引き寄せる秘訣は、感情を手放すといっているのだ、人生が変わるといっているのだ。感情には怒りや悲しみ、緊張、不安などがあるのだが、なんでも自分の考えや心を制限してしまうような感情を持ち続けていると、人は幸せを感じることができないというのだ。
この本は、世界のリーダーといわれている人達が実践しているセドナメソッドというものに即した、望ましくない感情を手放す方法を知ることで、自分の人生を変えることができるというのだ。
本の内容は、解放は持って生まれた自然な能力とは。実践の指針とは。九つの感情の状態とは。人生の流れを妨げる抵抗を解消するとは。受け入れる・冷静さへの鍵とは。さらに深いレベルの解放・四つの欲求を手放すとは。目標の設定と達成とは。好きと嫌いを手放すとは。利点と不都合を手放すとは、などです。
著者は、ある感情を持ち続けることそのものが悪いわけではないといっているのだ。ポイントは、その感情を充分に味わったら、手放すことだというのです。なんでも手放さずに感情にふたをしたり、感じていることを否定したりしていると、感情は潜在意識の中に抑圧され、心がよい方向へ向かおうとすることを妨げてしまうというのです。人間の感情には承認、制御、安全、分離・一体、という４つの要求があるというのです。
たとえば、トレーニングするためにジムに入会したいと思っても、恥ずかしいとか人前でトレーニングしたくないという感情が、行動にブレーキをかけてしまうのです。ダイエットをしたいと思っても、面倒だという感情の抵抗が芽生えてしまうというのです。
そんな心の動きを知って、抵抗する感情を手放せるかどうかを考えていくといいというのです。何を感じているのか、感情を握り締めることも手放すことも、自由にできるというのです。感情を決めるのは自分ですが、そのことを理解し手放す努力するというのです。この本に載っている解放の基本手順どおりに進めるだけでいいのです。
４つの質問を、自分に問いかけるだけで、望ましくない感情を簡単に手放せるようになるというのです。感情を手放することで、リラックスでき、エネルギーが駆け巡り、生き返ったように感じられるというのです。とらわれのない自分を取り戻すことができ、目標の設定と達成のノウハウを学べるというのです。
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