ツボにはまる店ドツボにはまる店

「ツボにはまる店ドツボにはまる店」
佐野裕二/著
ダイヤモンド社
1,365円

お客様の心理をつかむ繁盛店の法則でお客様の「ココロのツボ」を掴めます。店長がうちの料理は絶対にどこにも負けないという飲食店の7割以上が失敗しているというのだ。つまりドツボにはまっているというのだ。
お客様のココロのツボを掴んでいないというのだ。
この本は、お客様のココロのツボをしっかり押さえた「ツボにはまる店」になれるというのだ。内容は、味自慢の料理人が、七0パーセント失敗する理由とは。お客様が思わず入りたくなるツボとは。「たった二秒」で、お店がドツボにはまるとは。忘れ物の傘?店長、それはあなたの忘れ物とは。ツボは、早く押さえるほど効くとは。「孫の手告知」で、ドツボがツボに変わるとは。お客様は「価値価格」と「絶対価格」の睨めっこをしているとは。繁盛のツボは、みんなお客様のココロの中にあるとは。「ケチ臭さ」を感じた瞬間に、お客様はレッドカードとは。お客様は、「総合点」では評価しないとは。商売では、「ウソ」は反則、「工夫」は販促とは。繁盛店は「集客」よりも「習客」に力を入れるとは。など。客は店のサービスをよりシビアな目で見ているというのだ。利用しようとしていた割引サービス券を「期限切れで使えません」と、従業員に冷たくつき返されたとき、どう感じますか。「期限は切れてますが、サービスします」「このサービスはできませんが、こちらのサンプルを差し上げます」など、ほんの少しでもお客様の気持を汲み取ってくれるお店なら、次もま
た行こうと思うのです。何のために発行したサービス券かを考えると、客に喜んでもらうためです。目的を忘れずお客様をガッカリさせてはダメなのです。中途半端なサービスはしない方がいいのです。月商250万ほどの焼肉店の店長にテーブルを一台減らしましょうとアドバイスしました。お陰で「客溜まりスペース」と「待ち席」が確保でき、お客様の滞留が改善され、9ヶ月後には、月商435万と売上が伸びたのです。お店が繁盛するには料理がおいしいだけでは足りないというのだ。店の内装や従業員のサービス、店の入りやすさ、居心地の良さなど、料理はおいしそうと期待を持ってもらうための様々な工夫は、料理の味と同じくらい、重要だというのだ。著者の佐野裕二氏は、イチマルハック代表取締役。店舗アルバイト、大手外食企業での店長、スーパーバイザー、エリアマネージャー、本部マーケティング部統括部長までの経験を持つ「現場を知り尽くした」希少なコンサルタントだというのだ。