社長の時間の使い方

「社長の時間の使い方」
吉澤大/著
日本実業出版社
1,470円

時間効率の仕事のやり方で儲かっている会社に変わることができるノウハウを公開してくれているのだ。
会社の社長というのは一日の時間との戦いだというのです。会社の業務が拡大すると、やらなくてはならないことがどんどん増えていき、毎日が忙しくなっていくのだ。いろいろと手を打とうにも作戦を立てる時間もないという事態に陥ることもあるのだ。
この本は、忙しい社長の悩みに答える「時間効率バツグン」の仕事のやり方や進め方を紹介してくれているのだ。内容は、なぜ、社長の時給は下がりつづけるのかとは。社長は昼にランチを食うなとは。まず、効率よく稼ぐ手法を考案・選択するとは。できる社長は「他人にやってもらう」しくみ作りに時間をかけるとは。「人脈形成」「情報・知識習得」も時間効率よくこなすとは。自由に動ける「社長ならでは」の時間管理術とは。などです。社長は常に自分の1時間あたりの稼ぎを考えながら仕事をする必要があります。社長ではなくてもできる仕事は人に任せて、社長にしかできない仕事をするべきだと著者は指摘しているのだ。
貴重な時間をどこに使うかと常に考えていくのがポイントだというのです。時間の使い方の基本はやるべきことと、やるべきでないことの優先順位を定めることだというのだ。これまでやっていた仕事をいかに他人にやってもらうしくみを作るかを考えることだというのだ。次は人脈形成と情報・知識取得だというのだ。優秀な従業員一人の能力を上げるよりも、多くの普通の人たちの点数を少しずつ上げる方が全体の平均点が上がるというのだ。社長が勉強をすると社員が勉強するよりはるかに稼げるようになるというのだ。社長が勉強した内容は、自社で取り組むことができ結果がでるというのだ。社長は自分でスケジューリングをして仕事をすることができるので、平日に勉強することも、自分の都合で人と会う約束を決めることもできます。拘束時間の多い社員よりも、自分の思い通りに動けるというのです。