最初の3秒で心をつかむビジネス文章術

「最初の3秒で心をつかむビジネス文章術」
堀内伸浩/著
日本実業出版社
1,365円

自分の言葉で心をつかむビジネス文章とは、「書く」ことで印象付けることができるノウハウ本です。!
ハガキの中の一行で、心が温まる思いになったりしますが、言葉や文章には不思議な力があるというのです。人の心を打つ文章をサラッと書くためにこの本が役に立ちます。文章コンサルタントの堀内伸浩氏が「エモーショナルライティング」ということを詳しく解説してくれています。内容は、ビジネス文章術にまつわる大いなる誤解とは。「ただのビジネス文書」と「心をつかむビジネス文書」の違いとは。1枚の送付状で感動させる文章とは。1枚の日報で差をつける書き方とは。1枚の名刺で人脈力を上げるコツとは。1枚の企画書で印象づけるポイントとは。1本のキャッチコピーで心をつかむ書き方とは。1枚の依頼状で相手をオトすコツとは。1枚のお礼状で次につなげるポイントとは。1枚の詫び状で逆に好印象を与える書き方とは。1枚の伝言メモで言えないことを言う書き方とは。1通のメールで「おもてなし」をするコツとは。世の中には心をつかむ文章がたくさんあるのだというのだ。チラシやDM、ホームページのセールスの文章なのだそうです。文章はマーケティング手法を駆使して作られていますので、思わず買ってしまうのです。ヒットする映画も人を感動
させるポイントを押さえて作ってあるのです。マーケティング手法のポイントを、お礼状や依頼状、お詫び状などのビジネス文書に応用することで営業効果が何倍にもなるというのです。方法の1つは「自分の言葉で書いて心をつかむ」ことです。年賀状で新年の挨拶の後に「旧年中は大変お世話になり……云々」と書いてしまいがちですが、「昨年の私の重大ニュース第一位は、山田様と出会えたことです」と書いてみたらどうですか。2つ目は「表現方法を変えて心をつかむ」ですが、大売り出しのチラシで「在庫処分セール」と「利益還元セール」では、後者が客の好感が得られるのです。営業の時間告知でも「当店は夜11時閉店です」よりも「夜11時まで営業してます」と、文章の視点を「自分」から「相手」へ移すと、心をつかむ文章へと変わってしまうのです。普段書いている文章でも、表現を変えることで与える印象が、違ってくるものです。1枚の名刺、1枚の日報、1枚の伝言メモで思いを伝えて感動させることができるのです。