ザ・リーダーシップ

「ザ・リーダーシップ」
ケン・ブランチャード/著 マーク・ミラー/著 田辺希久子/訳
ダイヤモンド社
1,500円

リーダーの仕事というのは人のためになることや人の力になることが本当の仕事だというのだ。
リーダーというのは、大変な仕事だと思っている人が多いのだが、仕事上で部下を持っている人で、そう考えている人がほとんどなのだ。この本は、リーダーとしてチーム力を引き出す秘密が紹介されているのだ。
内容は、逆転のチャンス到来とは。メンターとの初めての面談とは。リーダーシップの秘密「SERVE」とは。Sは、未来を見通すということ。Eは、巻き込み、育て、部下の長所を生かすこと。Rは、たえざる再生ということ。Vは、結果と人間関係を重んじるということ。Eは、価値観を体現するということ。奉仕するリーダーたちとは。最後の面談とは。後継者にバトンを渡すとはなどです。この本は、小説仕立てになっているのです。
ストーリーは主人公が、リーダーになって1年が経った、デビーという女性なのだ。
彼女がリーダーになって必死に頑張っているにもかかわらず、チームの成績が落ち込んでいるのだ。そのことに悩み、毎日メンバーの尻ぬぐいを続けていることに嫌気がさしてきて、彼女の指南役となった社長のジェフ・ブラウン氏が、自分の話をじっくり聞いてくれるジェフに安心して、1ヶ月に1回、1時間ほどの面談を通して、リーダーとしての資質を身につけてゆくというものです。
リーダーシップとは、なにか。この本は、その秘密を「SERVE」というキーワードで説明しています。
リーダーがメンバーに奉仕するとは。ジェフは、常に自問すべきは『人に奉仕するリーダーになるのか、自分に奉仕するリーダーになるのか』ということだというのだ。