「やる気を出せ!」は言ってはいけない

「『やる気を出せ!』は言ってはいけない 」
石田淳/著
フォレスト出版
1,365円

リーダーの心得は「やる気をだせ」ではなくやり方の問題だというのだ。大方のリーダーであれば、部下が成果を挙げてくれないことに、悩むのです。
この本は、部下が進んで自ら仕事をしてくれる環境をつくるための行動科学マネジメントなのです。
内容は、なぜうまくいかないのか。行動原理を知る。こうすればうまくいくなどだ。
どうして自分の言葉が部下に届かないのか。なぜ決めたことが続けられないのか。普段から疑問を持ち解決の糸口がつかめずにいるリーダーのための内容なのだ。
リーダーは単に「やり方」を知らないだけだというのです。やる気を出してもらうためには、必要性が大事だというのです。その行動の続け方を見つるというのです。
目標に沿った具体的な行動を増やしくみが必要だというのです。
行動科学マネジメントでは、不足行動と過剰行動のタイプがあるというのです。不足行動はやるべきだと思っていながら、やっていない行動のことです。これを増やせないのが、続かない状態だというのです。不足行動を増やせないのは、成果を確認できないハードルがあるためだというのです。
ダイエットをしようとした時に運動を増やそうと思ったのだが、続かない限り成果は得られない、だから挫折しやすいのだというのです。成功するためには、強化設定するのだというのです。意図的にメリットをつくるのだというのです。
早い話しすぐに成果を手にできれば、行動が楽しく感じられ行動が加速するというのです。そして自発的な意欲が生じ、努力を継続するというのです。
過剰行動は、自分のデメリットになるとわかっていながら、やめられない行動のことです。例えば、運動すべきだと思っていながら、面白いテレビを見てしまうというのです。この過剰行動を減らすには、ペナルティを課すのが有効だというのです。例えば、テレビを10分見たら、100円を貯金するというものです。
行動科学マネジメントを上手に利用することで人間の行動を意図的に変えることができるというのです。難しいことではないのです。