東洋のことば

「東洋のことば」
高田明和著
すばる舎
1,575円

ことばで心が磨かれるというのだが、果たして人はどう生きるべきだろうか。
すばらしい言葉に出会えると、世界の見方を一変させてくれるし、人生の転機になることさえあるというのだ。この本は、心が磨かれて活力がみなぎる言葉があふれているというのだ。なんと東洋の言葉と叡智が明日に希望をつなげてくれるのだ
内容は、迷いを払拭することばとは。悩まない考え方を身につけるとは、人づきあいに効くことばとは、お金に不安を感じた時には、寿命を考えることばとは、運を切りひらくことばとは、孤独を感じた時にはなどだ。
どれもなんとすばらしい内容だ。時代の荒波をこえたものだからこそ、言葉は新しい発見を与えてくれるのだ。幕末の志士の吉田松陰、高杉晋作、西郷隆盛は、西洋列強の外圧に対して誇り高き信念を貫き通したではないか。彼らに漢籍や禅の造詣があったのだ。
言葉が血となり肉となって、人格や行動を支え続けるというのだ。随所に主となれとは、自分が主体性を持って行動する自覚があれば、ものごとを間違わず、生きがいを得られるということです。
過去に受けた嫌がらせを思い出して、その人を責めることはやめよう。「人」とは他人ではなく自分のことなのだ。自分の過去の失敗を悔やんで自分を責めるのはやめることだ。
陰徳とは、他人にわからないように善行を積むことだ。この行いが自分の運勢を良い方向へ導くのだ。
この本で心が磨けると感じたらお得ですよ。