短期間で組織が変わる行動科学マネジメント

「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」
石田淳/著
ダイヤモンド社
1,680円(税込価格)
人間は行動に対して60秒以内にほめられるとその行動を繰り返すという単純な生き物なのだというのだ。
どんな人間も本人が望むものを得ようと行動してしまい、本人が望まないものは避けようとする傾向があるというのだ。人間行動科学は、難しいことなのだが、以外とシンプルなのだというのだ。人間行動科学が分かると、仕事の上で理解できない相手の行動が解ってしまうというのだ。
この本では、ビジネス界で脚光を浴びている行動分析マネジメント上の問題を解決する方法が紹介されているというのだ。
内容は、行動分析とは何か。すべてのビジネスは行動の集積。行動を決める「リインフォース」。人が動く理由。人が動く条件。明日からパフォーマンスが上がる5つのステップです。望ましい行動を起こした人に行動分析で強化をするやり方は、アメリカで誕生したメソッドなのだが、最近では行動分析はビジネス界で注目されているというのだ。
5つのステップの分析は「ピンポイント」「メジャーメント」「フィードバック」「リインフォース」「評価」からなっているというのだ。
「ピンポイント」  は、望んでいる結果に直接結びついている行動のこと。
「メジャーメント」 は、実際に行動した数を調べること。
「フィードバック」 は、パフォーマンスを調整するための情報を本人にフィードバックする効果を実感して自発的意欲を維持するための方法。
「リインフォース」 は、下が望ましい行動をとったとき。その行動を継続させるための行為。
「評価」最後にすること。5つを常に頭に入れておくと、行動科学を順序良く分析していくことができるのです。
行動分析は動物を調教するようなものだという意見があるのだ。
行動分析は具体的な行動方法を教え、根気が出るように頑張ったらご褒美をあげて、人間が次の行動に移せるように応援するシステムだというのだ。
著者の石田淳氏は、人間行動科学分析で渡米し日本で唯一行動科学メソッドを提供、研修、コンサルティングができる行動科学マネジメントの第一人者と呼ばれている。