研修女王の最強3分スピーチ

「研修女王の最強3分スピーチ」
大串亜由美/著
ダイヤモンド社
1,500円(税込価格)
あがり癖の人も人前で話しをするのが苦手な人もできるようになります。
どんなに準備をしていても、当日になって人前で話をするときになると、あがってしまって頭が真っ白になり、何を話しているのかわからなくなることがありますね。アガリ癖話しベタが必ず治る方法がります。
この本は「2日で劇的に話し方が変わる」と評判の研修女王こと、大串亜由美さんが、人前で話す極意を解説してくれています。
内容は、30秒の「オープニング」と15秒の「クロージング」で聞き手を動かす。聞き手をグッと惹きつける「コンテンツ」の組み立て方。見た目と話し方の「デリバリースキル」で9割決まる。「3分」を制すれば、1対1の商談も1時間のプレゼンもうまくいく。研修女王「脚本・主演・演出」3分スピーチ集などです。
著者の大串さんは、研修の女王と呼ばれいて、文章もテンポが良く、自信に充ち満ちていて、グッと惹きつけられます。正しく実践して、その使い勝手と効果を実感できれば必ず上達するといっています。きちんとやれば誰でも伸び効果を保証しますといっています。
スピーチの基本構成は、オープニング→本論→クロージングなのですが、1分間の短いスピーチも、1時間の講演も基本は同じだというのです。スピーチの前に大切なことは、目的を把握することだというのです。混同してしまうのは「目的」と「テーマ」だというのです。
例えば、お客様満足というテーマだと、CS活動への参加を促す、CS活動への予算をもらう、CS向上の具体的なアイデアを考えてもらう、というように、聞き手にどのようなアクションを期待するかが、スピーチの目的となるというのです。目的が明確になれば、聞き手のポジションや人数好意的かどうかなど相手のことを把握しながら話します。
相手を知らないと、オープニングにふさわしいひと言を選ぶことはできないというのです。オープニングの基本構成は、挨拶→名乗り→アイスブレイク→自己紹介→予告だというのです。
アイスブレイクというのは互いの緊張感を緩める言葉や話をすることです。
普通ははアイスブレイクが苦手な人が多いのですが、難しく考えるず、その場の雰囲気が緩めば良いのです。
例えばその日の新聞をから「今朝の日経新聞、ご覧になりましたか?」というように、小道具を使って、聞き手に投げかけるパターンを使います。
コツは、パッと見せるだけで長々と使わないこと。
アイスプレイクは、質問したり、聴衆の1人に声をかけたり、確認のひと言から入ったりします。
アイスブレイクだけでも丁寧に解説されています。