1日5分頭がよくなる習慣

「1日5分頭がよくなる習慣」
佐藤伝/著
中経出版
1,365円(税込価格)
頭が良くなるのは、習慣を身につけることだ、苦しい勉強をし続けなければならないと思っているとしたら間違いです。
著者佐藤伝が25年以上にわたって試した、勉強嫌いの人が学習するようになった秘訣が、凝縮されているというのだ。
内容は、短期間で大きな成果をあげる「学習」の習慣の仕方。自分の「心」をみつめれば、やる気を維持できる方法。頭をよくするために、もっと「体」に注目する方法などだ。頭がよくなり、道が開け、夢が実現し最小の努力で最大の効果を発揮する48の勉強法がまとめられているというのだ。
1日5分できるものばかりが紹介されているのだ。
例えば、「軽いスクワットをしながら、音読して、暗記する」スポーツをしている人は、勉強もよくできるものだ。正確に言えば、筋力があるからなのだ。脳と筋肉はつながっているというではないか。筋肉を刺激すると、脳を刺激することになるというのだ。
だから、筋肉を動かしながら勉強すると、効率が上がり、暗記できるというわけなのだ。
・爪をぎゅーっと押せば、どんどんモノが覚えられる。忍者が重要事項を記憶していた方法なのだ。真っ暗な屋根裏に潜んで、聞き出した機密事項を忘れないために、ナイフのような小刀で、指など自分自身の身体の一部を傷つけながら覚えたというのだ。
身体が受けたダメージと結びつけられた記憶は、忘れにくいというのだ。
覚えたい内容を小声で唱えながら、片方の手の親指と人差し指で、反対の手の爪を、少し痛いくらいに強めにつまむというのだ。
忍者のやり方を、現代風にアレンジした記憶術なのだ。
・「早朝学習は、深夜学習の6倍の効果がある」身体の機能をコントロールしている自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがありますが、活動しているときや、緊張・興奮しているときには交感神経が働き、リラックスしているときは副交感神経が働きます。
昼間は主に交感神経が働き、夜になると副交感神経に選手交替します。朝、再び交感神経が優勢になり始めるのは、だいたい夜明け頃、朝5時頃だと言われています。その時間に早起きして、まず戸外の光を見て、視神経に日光を入れることで、脳も身体も活発に動きだします。
学習15分+チェック5分、合計20分間の勉強をするというのだ。
学習方法論によれば、この20分の勉強は、夜中の2時間に匹敵するといっているのだ。
・「図形問題は、右目をつむって解く」・「五感を鈍らせて、集中力をアップする方法」・「やる気が倍増する、サンドイッチ式3分チェック」などなど、ユニークで、簡単で、しかも効果満点の方法が満載なのです。