「打たれ強さ」の法則

『打たれ強さ』の法則
岡本正善/著
青春出版社
1,260円(税込価格)
打たれ強さということですが、例えば、上司から仕事のことで厳しいことを言われたあと、すぐに頭を切り替えて、仕事をすることができるかどうかということです。本書の内容は、肝心なところで力を出したい、上司や部下などの人間関係をよくしたいと思う人のためのメンタル・トレーニングの方法なのです。
例えば、「打たれ強さ」のスイッチの入れ方。打たれ強くなる呼吸法。思ったことが次々に実現するイメージ力。動じない心をつくる自分のリズム。より自分らしく生きる目標のつくり方などです。
例えば、自分をうまくアピールできない、打たれ弱い、夢や目標が見つからないなど、これらはこんな自分ではダメだと、自分を否定することから始まっているというのだ。
自分を否定すると、うまくいかないようになる自滅プログラムのスイッチが入ってしうというのだ。ですからできない自分からできる自分へと、スイッチを切り替えることが必要だというのです。
例えば、マイナス化してしまった潜在意識を目覚めさせて、正常に戻してやる方法があるというのだ。
それが、「岡本式のトレーニング」だというのです。その方法とは、「リズム呼吸」をつかみ、リズム呼吸が無意識にできるようになったら、「リズム手帳」をつける。リズム手帳と平行して「イメージ力」をつける。が、ベーシック編なのです。
潜在意識の力を発揮したい人は、アドバンス編があります。「自分のリズム」をつかむことで、動じない心をつくり。自分らしく生きるための「目標のつくり方」を学ぶのです。
リズム呼吸とは、潜在意識をしっかりと動かしていく呼吸法ということです。一言でいうと呼気4秒に吸気3秒でおこなう呼吸法です。ポイントは、吐くことから始めるということ。吐くことは、無意識に自分の過去を認めることにつながるというのだ。そして、しっかり吸うことで、これからも生きていくんだと潜在意識が動くというのだ。
著者の岡本正善氏は、情報社会におけるストレスを学び「メンタルトレーニング施設企画」を設立。ゴルフや野球、サッカーなど、プロスポーツの世界で次々と才能を引き出しているという、実力派メンタル・トレーナーなのです。