ナイスの法則

「ナイスの法則」
リンダ・キャプラン・セイラー/著 ロビン・コヴァル/著 宮崎朔/訳
幻冬舎
出版年月:2007年11月
1,365円(税込価格)
実は良い人のほうが、高収入で、健康だといわれているのだが、自分が優位に立つためには、他人を蹴落とすことが正しいというような、弱肉強食の競争哲学を信じてしまっている場合があるのだが、良い人のままで、人と手を取り合って、それでも成功する方法があるというのだ。
一日を幸せな気分にして人生も変えることができるという方法があります。
内容は、ナイスのパワーを発揮する六つの法則とは、パイの総量を増やすとは、取引に砂糖をまぶすとは、敵を助けるとは、正直でいるとは、YES志向でチャンスをつかむとは、黙って耳を傾けるとは、相手の身になって考えるとは、
いままでに自分の家族や知り合いには親切にできても、見知らぬ人や通りすがりの人には親切にできなかったことはないですか。例えば知らない人のことはどうでもいい、自分さえよければという態度をとったことはないか。その人と会って、自分にとって重要な人物だった場合は、気まずい思いをすることになるのだ。
ナイスのパワーを発揮するための、6つの法則があるのだ。
ナイスの法則1 よい印象には、ドミノ効果があるのだ。 ナイスの法則2 先のことはどうなるかわからないのだ。ナイスの法則3 人は変貌するのだ。ナイスの法則4 親切は自然に出てくるようにするのだ。ナイスの法則5 悪い印象は細菌にたとえろ。ナイスの法則6 いつかは報われるのだ。助けてくれた人にお礼を述べるとき、見知らぬ人に礼儀正しく敬意を払って接するとき、人は常に、プラスのエネルギーを発散するのだ。エネルギーのもたらす、よい印象には、相乗効果があるというのだ。
効果は何年もかかることもあるが、その成果は最終的に自分に戻ってくるので、ドミノ効果というのだ。
冷淡で失礼な態度や言葉づかいは、細菌のようなもので、しばらくはおよぼす影響がないのだけれど、目に見えないところで確実に、自分自身やそのまわりの人々みんなに感染しているのだ。細菌はトラブルを生み、ビジネスにも悪い結果をもたらすのだ。