ファミレスのメニューは3秒で決めろ!

「ファミレスのメニューは3秒で決めろ!」
端河光二/著
グラフ社
出版年月:2007年11月
1,365円(税込価格)

どうして迷ったり後悔したりしてしまうのか?決断するトレーニングが足りないからだ。
例えばファミレスのメニューを3秒で決められるか。ついつい迷ってしまって時間がかかってしまう人も多いのでは。迷いや後悔が起こる脳と心と体のメカニズムを仕事や日常生活を劇的に変える直感脳トリーニングのノウハウが紹介されています。
自信を持って決断できない本当の理由とは、なんとなくの正体とは、シグナルを正確に掴むには、思考回路がぐんぐん目覚める直感脳トレーニングとは、日常で直感脳を磨くコツとは、毎日の暮らしで、決断をする場面に遭遇します。朝食をパンにするのかご飯にするのか、車で行くのか電車に乗るのか。ひとつひとつ悩んだり迷ったりしすぎると疲れてしまいます。実際には、なんとなく決めてしまっているのだ。
目の前に人生に重要な分岐点がせまっている場合、決断することは大きな負担になります。ベストな回答は、誰にも分からない。論理的な決断が、いつも可能なわけではない。瞬時に選択しなければならないこともある。情報がないままに、決断すべき時もある。その場合も、自分の直感を信じられる人は、すでに答えを知っていたかのように、スパッと決断できるのです。
どうすれば、それは可能になるのでしょうか。直感には当たり外れはないのです。勝負事に直感を使うのなら、当たりか外れかです。
買っても宝くじが当たらないのは、将来の幸せは、宝くじの当たり外れと関係ないことを、直感が見抜いているのです。直感にあるのは、シグナルか、ノイズかです。シグナルとは、正しい直感の情報です。ノイズとは、思い込みや、ねじ曲がった直感もどきの別のものです。人によって考え方のクセのため分類することは簡単ではありませんが、直感を自由に受け取り、シグナルとノイズを見分け、決断の選択肢を活用するトレーニング方法があります。この本で解説されている「直感脳トレーニング」です。
直感脳トレーニングは、直感脳で情報を得ようという対象をターゲットと呼んでいます。ターゲットをスケッチをして直感脳を鍛えるやり方で、ターゲットのことを考えてから、頭に浮かんだことを、どんどん紙の上に表現していくように手を動かします。
丸い感じ、尖った感じなど、形にならないままイメージで書いていきます。「これは自動車」などとひとつのモノに決めつけないようにするのがポイントです。次にスケッチしたことを言葉に置き換えて、名詞、形容詞を書いていきます。次に出てきた「直感」の言葉をまとめます。
キーワードを選び、ターゲットに関する情報をセンテンスにしてまとめていきます。
トレーニングをすると、忙しく作業をしたときや、集中しているときに、α波も出てきます。巻末のモジュール1〜4のシート、パッチアップのシート、参考ボキャブラリーシートを用いた直感脳トレーニングができるようになっています。