EQ相手のこころに届く言葉

「EQ相手のこころに届く言葉」
高山直/著
日本実業出版社
出版年月:2007年9月
1,470円(税込価格)

相手の心にうまく伝わらないときは、感情にあるのだ。言葉を使う人も、言葉を受けとめる人も感情をうまく扱えることが、相手の心に届くコツなのです。
この本に書いてあるのは、ほめる、お返しする、明るく言い換えるなどの方法が伝わる使い方なのです。
言葉には不思議な力があるのだそうだ。おいしそうだなぁと言ってみると、それだけで料理がおいしく感じられるというのだ。
ほかにもやるぞとか今日もツイてる、私は天才といったことを口グセにするだけで、感情を動かしてパワーにするというのだ。
他人にパワーを持たせるには、相手の気持ちを知って、その感情にあった言葉をかけるのだそうだ。
だから相手の感情を知ることが大切なのだ。あなたが声をかけてみるのだ。相手の気持ちを知るための言葉のかけ方が具体的に解説しているのだ。
例えば、否定的なことでも明るい言葉を使うのだ。「このままでは、ダメではないか」と言うようなときに「まだ勝てる望みはある」というのだ。
明るく言い換えるのがポイントなのだそうだ。そうすると相手に心地良く届くというのだ。
上司に叱られた時は、心を鍛えるチャンスと思うようにするのだ。「申し訳ありません、この失敗を無駄にはしません」と感謝の気持でいうのだ。きっと上司も悪い気はしないのだ。その後も上司と良好な関係が続いていくのだ。
ほめ方のコツは、具体的な能力や成果でチームを引っ張るような存在になったね、とか報告書の内容が充実してきたねとかが効果的なのだ。
相手に心良く届く言葉を使うのだ。言葉のパワーを使うために、言葉のバリエーションを増やしていくことなのだ。人は感情の動物だから「EQ理論」で感情をうまく使うことがとても重要なのだ。
この本は、相手に届く言葉の使い方のきっかけになると思うのだ。