「他人を使えば、何でもできる!」
◇中島孝志/著
◇東洋経済新報社
◇出版年月:2006年6月
◇ISBN:4-492-04256-3
◇1,470円(税込価格)
人付き合いが上手な人は、何かと得をすることがあります。会社の同僚、上司、部下の中に、そんな羨ましい人はいませんか?この本では、少しズル賢いけれども、なぜか人から周囲にいる人を上手に使って得を方法を教えてくれます。「部下、後輩」を自由自在に使う技術。職場の人間関係編――「同僚、友人」を好きなように動かす技術。外部の人間関係編――「お客、得意先」を使いこなす技術。男と女の人間関係編―悪のマネジメント特に会社組織の中で人たちにとって、上手に人と付き合っていくことは、大切なテーマです。知っているだけで、同僚にも大きく差をつけることができるやり方があるそうです。そのやり方は、あまり露骨にすると嫌味になるので、気づかれないようにさりげなく実行してみるのがポイントのようです。クレーム処理は上司に代わりに行ってもらうというやり方は、そんなに都合よくいくのかと思いましたが、テクニックの上手なところや、うまくいけば自分と上司にとっての双方がウィンウィンの関係になるという話のもっていき方が、巧妙なのです。相手に何かを頼まれたときは、簡単にOKを出すのではなく、さり気なく交換条件を出してましょうと提案しています。お互いにとって好都合の条件なら、あとから恨まれることもないようですね。露骨に「相手を利用している」という風に考えるのではなく「協力しあえる関係になる」と、考えられるといいですね。