スヌーピーの処世哲学
◇広淵升彦/著
◇海竜社
◇出版年月:2006年9月
◇ISBN:978-4-7593-0939-3
◇1,575円(税込価格)
スヌーピーという犬のことを、知らない人はいないでしょう。「ピーナッツ」というマンガの中で活躍する人気のキャラクターです。名前は、チャーリー・ブラウン。
1 意識をレベルアップする
2 機転をきかす
3 人情の機微に敏感になる
4 自分なりの美学をもつ
5 言葉の直球・変化球を使いこなす
6 心に響く言葉力を養う
7 詩ごころを生活に取りこむ
8 自由な連想で頭をやわらかくする
マンガ「ピーナッツ」に登場するのは、男の子、女の子が中心なのですが、会話の内容は知的で、駆け引きなどもあり、大人が読んでも子どもが読んでも、角度から楽しめる内容だと思います。
読者にとっては、歴史や思想を垣間見ることが出来るという楽しみ方もあります。人情の機微に敏感になったり、自分なりの美学を持ったりすることは、センスのある会話ができる人間になる上で気がします。
最近では、会話や言葉をつかったユーモアには乏しい時代になってきているという危機感から、著者は持つ大切さやかったように思えます。マンガの中から想像できました。
スヌーピーが戦場に行くシーンには胸が痛くなりました。シュルツ氏も戦争に行かれたのだそうです。会話は、その表現力などが英語を勉強する上でとても参考になるのも、このマンガのすばらしいところです。スヌーピーの作品にふれながら、気の利いた会話術を身に付けてみませんか?