リーダーの「伝える力」
◇ボイド・クラーク/著 ロン・クロスランド/著 田辺希久子/訳
◇ダイヤモンド社
◇出版年月:2006年5月
◇ISBN:4-478-36090-1
◇1,575円(税込価格)
リーダーになると、部下にわかってもらいたいと、強い口調で指示を出してしまうことがあるかもしれません。部下が理解してくれたと安心してしまってはいけません。
リーダーが力で相手を思うようにしようとしても、心からの理解がないと部下は動いてくれないのです。
目次を紹介します。
リーダーと、テリトリーの中で仕事をしている部下とでは、仕事のモチベーションにも違いがことでしょう。
自分にとっては夢中になれる仕事でも、部下は他にやりたいことがしれません。
自分とは違うということを念頭において話をすることができれば、仕事に対する姿勢が自分とは明らかに違う人とも、うまくコミュニケーションをとることが、しれません。
サブタイトルや目次にあるように、著書では「事実」の上手な伝え方、「感情」を交えたコミュニケーション、そして「シンボル」を掲げて仕事をしたとき人々に与える影響などを、丁寧にレクチャーしてくれます。
リーダーとして、これから取り掛かる仕事にどんな意味があるのか、またこれから協力してくれるフォロワー(リーダーを支える人たち)に対して、どんな気持ちで作業をして欲しいのかを明確に示し、心をひとつにしていく……そんな実力がリーダーに自然に備わることができれば、信頼されるようになると著者はいっています。
上司と部下にしても、意思では相手を選ぶことはできません。
部下からの信頼を寄せられると、リーダーとして落ち着いてまとめていくことができるでしょう。
部下とのコミュニケーションにときは、1冊で、部下に対しての態度などを確認してみるといいかもしれませんね。
リーダーの「伝える力」