抱きしめよう、わが子のぜんぶ

抱きしめよう、わが子のぜんぶ

◇佐々木正美/著  
◇大和出版 
◇出版年月:2006年6月 
◇ISBN:4-8047-6126-8 
◇1,365円(税込価格)

子どもが思春期に入ると、親から見ると何を考えているのかわからないときもあるでしょう。
親として、しなければと頑張り過ぎると、心を閉ざして話してくれなくなったという話も聞きます。
この本では、思春期という難しい時期に、親として考えておきたい大切なことが書かれています。
思春期につまずいてしまうのは依存と反抗を繰り返して自立する
3章 生きる力に自尊心を育む
4章 まるごと受け入れて、抱きしめて
5章 思春期には、こんなまなざしが大切
6章 親も絆づくり人は自分はために頑張ってきたと思っていることでしょう。
思春期になって子どもに問題が起きたときに、一体何が起こったのかと動揺もすると思います。
間で、どこから心のすれ違いが起こったのでしょうか?
たとえば、親が子どもに何不自由のない生活をさせてやりたいと考えて、
共働きをしていたとします。
話を聞いてみると、「いつも一人で寂しかった。お母さんにもっと家にいてもらって話も聞いてもらいたかった」と、子どもに言われるかもしれません。
心の負担になります。子どもはイキイキと輝き出すのだそうです。
大人に話を聞いてもらいたい、受け入れてもらいたいという気持ちを持っているとか。
話をしなかった子どもでも、著者が辛抱強く話を聞いていると、ポツリポツリと自分のことを話し始めるそうです。