ザ・アントレプレナー

ザ・アントレプレナー

◇吉田雅紀/著 DREAM GATE/監修  
◇ダイヤモンド社 
◇出版年月:2006年3月 
◇ISBN:4-478-33121-9 
◇1,500円(税込価格)


「起業をする」という響きは、聞く人によっては違うように感じられるのではないでしょうか起業できそうだと、やる気が持てる人と、そんな大それたことはできないと不安になってしまう人。い人と、人についていく方が落ち着く人、仕事をするときの、その人の持っている性格は様々だと思います。「社内ベンチャー募集」というチャンスに若き日の著者が、どのように事業を拡大して動かしていったかを描いています。目次を紹介します。著者の吉田氏は、洋服やオモチャなどを集めた、夢の事業展開を思いつき、社内ベンチャー募集を見つけて企画を提出します。採用されて、彼が中心になって話をどんどん進めていくなりました。そんなとき、1通のメールがメールボックスに入っていて、宛名にはCEOと書かれています。間違いで紛れ込んで来たメールに、どんな内容かと読んでみたら、そこには、書かれていました。その後、何度もこの謎のCEOとは、メールのやりとりをいきます。失敗……そして、物語は仕上がりになっているのですが、著者の経験から書かれた部分も大きいので、読む人の心にリアルにせまってきます。ストーリーも終わりの方になってくると、著者はCEOとメールで交わした言葉の意味が理解できるようになってきます。起業を勧めているだけに終わらず、起業で成功したときの喜びと、うまくいかなかったときの苦しみを、率直な気持ちでつづられているので、読む人が話に入っていきやすく、共感しやすい内容なのではないでしょうか?