心魂にひびく言葉

心魂にひびく言葉 

◇森信三/〔述〕 寺田一清/編述  
◇致知出版社 ◇出版年月:1995年1月 
◇ISBN:4-88474-356-3 
◇1,260円(税込価格)

この本では、人として……忘れかけていた大切なことを、心魂にひびく言葉で語られています。目次を紹介します。まき3 現実の只中に4 つらぬくものを5 巨いなる流れに今日の1冊を編述された寺田一清氏は、38歳のときに森信三先生と出会い、彼の著作の編集、発行を数多くされてきました。著書は編述の寺田氏が愛情を込めてわかりやすく説明されています。「つねに腰骨をシャンと立てること」で、大切さは分かっていても、良い姿勢を保つことは簡単ではなく、腰骨をシャンと立てられない人も多いかと思います。手紙に目を通すというところが、誠実さを表しているように感じました。「お札を逆さに入れたり、ハチあわせにしないように」というお話は、心に新鮮にひびきます。お札をそろえない人は、もしかしたら普段の仕事での書類も乱雑にしているかもしれないと思うし、お札をきちんとそろえる人は他の面でも几帳面さを発揮するような気がします。うそ偽りなく行動することから始まっているのですよ……と、森氏から教わったような気がしました。心魂にひびく言葉を知っている人は幸せですね。