億万長者だけが知っている雨の日の傘の借り方

「億万長者だけが知っている雨の日の傘の借り方」

 ◇オーレン・ロース/著 大楽 祐二/訳 
 ◇講談社
 ◇1.700円(本体)


お金持ちはスイスの銀行にお金を預けるのか。
騙されるんじゃないかとか言葉がわからないからと敬遠していまいます。
どの国にもありえないのならできるだけの危険を避けるため分散して預けるのも一つの方法です。
キツネに病気にしれません。
事を防ぐ為に一部を違う土地や、人に預けて大きくなって卵を生んでそれが「ひよこ」に孵ったら、一部を返してもらうという考え方です。
国だけにお金を預けていると海外のように急な預金封鎖や、アクシデントがあった場合に全く身動きが取れない状態になってしまいます。
どんなに国内に貯金や土地を所持していてもその国が戦争やその他のアクシデントで価値が暴落する事もありえます。
著者によると、国の借金が700兆円にも国はために国民を切り捨てるか、それをで衰退の道を歩む二者択一を迫られるといいます。
その中で我々にとっては、複数の国家の「よい制度」を組み合わせて、運命と運命を切り離すことが重要であるといっています。


本書はおり、第1部の「どんな時代でも豊かに生きる知恵」では、金持ちの例をあげるなど金持ちの投資哲学が述べられています。
第2部の「明日からできる実践・海外個人投資」では、タックスヘイブン、始まり、具体的な運用方法が解説されているため自分でもできそうな気がします。


国際的コンサルティングの経験豊富な著者が説く投資哲学や方法は、日本人では持ち得ない知識であり、啓蒙的な感じすらします。
どの国でも投資や資産を守る方法を授業とすることは少ないと著者は語っています。
あなたもこれを読んでスイスの銀行に口座を開いてみませんか。