豆腐バカ世界に挑む

豆腐バカ世界に挑む
◇雲田康夫/著  
◇光文社 
◇出版年月:2006年3月 
◇ISBN:4-334-93377-7 
◇1,000円(税込価格)

アメリカ人を賭けた20年の歳月
いまでこそ豆腐はアメリカでは、豆腐という食品は知られていませんでした。この本はサラリーマンである著者の雲田康夫氏が、アメリカで豆腐を売るために駐在員として海を渡り、苦労しながら成功していったリアルな物語です。豆腐が嫌い2 豆腐嫌いへの“あの手この手”3 アメリカ文化の壁4 駐在員の悲哀5 風向きが変わった!6 豆腐バカ 世界に挑むはじめはボストンバッグを片手にアメリカの地を踏んだ雲田氏でした。豆腐のことをサワーテイストだと思っていたというのですから驚いてしまいます。豆腐は無菌パックに入っているので、長期保存が可能です。駐在員は普通はいくものですが、雲田氏は豆腐での実績を残さないと帰るに帰れない状況だったといいます。テレビ、ラジオ出演をマラソンのランナーとして出場したり、豆腐のレシピ本を販売したりと、様々な努力をいくうちに、流れも手伝って豆腐は売れていきはじめたのでした。後半には、駐在員から見たアメリカ人についても書かれていました。社員との一番違いは忠誠心で、現地のアメリカ人、日系の社員は、売上げが悪いときや仕事が多いときでも、パーティの約束や旅行の予定を変更することは残業はあまりせずにプライベートを守るという考えを貫いているのだそうです。